備忘録 初めての妊娠・出産

さて、無事に妊娠した私ですが、何しろ初めてのことです。

妊娠が分かるとすぐにたまひよを購入し熟読。

そしてネットで情報漁りまくり。

だって当たり前ですけど、妊娠初期はお腹も出てないし胎動なんて感じるわけないし健診は月イチやし、

要するに不安なんですよ。

仕事もしてたけど直属の上司にだけ報告して、ほかの人には安定期に入ってから伝えることにしていたので、例えば子どものいる人に話を聞くとかそういうこともしてませんでした(初期はね)。

何しろ「もしも流産してしまったら妊娠報告した人みんなに伝えなければならない」のが怖くて怖くて仕方なかったんです。

幸い流産は経験せずに済みましたが…。

あれが悪かったかも、これが影響するかも、って色々考えてしまうんです。

お腹の中の様子は分からないので、妊娠中に赤ちゃんが辛いとか苦しい思いをしたことがあるのかどうかは分かりません。元気に生まれてきてくれたことにとにかく感謝です。

つわりはそれなりでした。

ピーク時は1日に3〜4回の嘔吐。

とは言え極端に痩せるとかもなく、食べやすいさっぱりしたものを中心に、食べられるだけ食べてました。

それまで好きだったものが食べられなくなった、とかも聞いたことがありますが、私はそこまで大きな変化はなかったですね。

人によっては水すらも受け付けなくなって点滴を打つこともあるそうで…。そこまでいくと大変です。母親学級で一緒になった人が、つわりで体重7キロ減ったって話してて驚愕した覚えがあります。

私は長女を妊娠している間、それまでとほぼ変わりなく臨月間近まで働くことができました。冬だったこともあってかやたらとみかんを食べてました。時々別部署の係長がやってきて「キミのデスクにはいつもみかんがあるね…」と言われました(笑)「係長もおひとついかがですか」って渡したらその場で食べてらっしゃいましたが(笑)

そういや1回だけ体調を崩して早退させてもらったことがあったのと、足がつって歩けなくて遅刻ギリギリになったことが、これまた1回だけありました。布団の上で「あぁぁぁぁ足がぁぁぁ仕事がぁぁぁ」ってなりながらがんばって伸ばしました(笑)

明け方とかに足がつって目覚めたことは何回もあったんですけど、遅刻ギリギリになったのはあの1回きりでしたね。いやぁ焦りました。

健診では時々「塩分控えめにね」って言われたことがありましたが、総じて問題なく、元気に出産予定日を迎えた…のですが…

全く産まれる気配なし!

初産やから多少遅れるかもとは思ってたんで、予定日を過ぎたくらいでは別にどうとも思いませんでした。

夫とも「過ぎたね〜」くらいのもので。

冬場で寒かったけど、天気のいい日はお散歩したりもしました。大体30分〜1時間くらいかな。最長で3時間歩いたことも…。

あ、途中でちょっと休憩〜、とかはしましたけど。

あと、ネットで見た「陣痛を促す」情報を仕入れて床の拭き掃除とか、焼き肉を食べるとか、オロナミンを飲むとか。

次女の時に見たサイトには焼き肉もオロナミンも根拠のないただの迷信って書いてあって笑えました。

あんまりにも産まれそうにないからちょっと必死だったんですよね〜。

陣痛ってどんな?!今のがそう?!痛みのあった時間メモ取っとるけど全然定期的に痛くならんけどなんで?!

って。

もうこの子は産まれてこないんじゃないかしら…とか今考えると訳わからんこと考えたりもしましたね。胎動ぐいぐいあるのに。

で、結局先生から「この日までに産まれなかったら入院して促進剤を使いましょう」と提示された日を迎えます。

その朝に、何となく痛みが定期的に起こっている…ような気がする…。程度の状態で、実家の母に連絡し、夫に付き添ってもらって病院へ。

診察もしてもらい、促進剤(点滴)も打ってもらいましたがやっぱり産まれそうにないよー!

お昼ご飯もしっかり食べられるよ!夫も、駆けつけてくれた母も「…んん??」って感じの顔してました…。

いや、私だってもう早く産まれてきて欲しいんですよ?でも出ようとしてくれないんですよ…。

結局その日には産まれてきてくれませんでしたからね!

そして翌日…。

促進剤を錠剤にかえますね、と説明を受けました。点滴だったのは効き方を見て調節ができるからで、錠剤だと効きすぎたとしても飲み込んだ分は変更がきかないから。(という説明は事前に受けてたんですよ、もちろん)

しかし前日の朝入院してから夜まで点滴で促進剤うってたのにまーったく産まれる素振りもみせないので、1時間ごとに1錠ずつ、最大3錠まで飲みますよということになり、まずは1錠服用しました。

夫は前日仕事を休んで付き添ってくれていたのでその日は仕事へ。母が病院に一緒にいてくれました。

錠剤は効き目があったようで(笑)、陣痛がそれらしい感じになってきました。

お腹の中をぎゅーっと掴まれるみたいな?で、それがどんどん強くなってきます。

私は痛みは耐えられる方だと思ってますが、さすがに産む直前は大きな声出てました。

個室希望でしたが、お産が続いたみたいで部屋が埋まってて、とりあえず大部屋のベッドを使ってたんですけど痛すぎて声出るけど同室の人に後で謝らなければ…!とか痛い痛いもうすごく産みたいけどきっともっと痛くなってからのはず!とか結構冷静に色々考えてたんですよね。

だからお産じゃない、トイレに行こう。と思って。

助産師さんに、歩いたほうがお産進むよーと言われたのでじゃあ歩きます、と点滴のガラガラにすがりながらよろよろ歩いて部屋を出たら別の助産師さんに出会って、トイレ行くって伝えたら「ついでに子宮口の開き具合確認させて」と言われて陣痛室へ。

で、「全開ですねー。そのまま分娩台のぼるよー。旦那さんは?立ち会い希望やったよね?」って。

えぇぇぇぇぇ!!

息も絶え絶えになりながら「主人は仕事に行っているので母から連絡してもらいます」と敬語で伝えた自分立派だと思いました(笑)

後に母から聞いたところでは、病室から出た私はトイレに行ったものだと思っていたらしく(そりゃそうだ)、「もうすぐ産まれるのでご主人に連絡お願いします」と言われて驚いたそうな。

いきみ逃し(テニスボールでぐりぐり)とか水分補給するとか本で読んだけどすっ飛ばして分娩台でした。

声出してねー、と言われたので「あぁぁぁぁー!!」って絶叫しながら力入れてたんですけど、数回で「上手上手ー、もう頭見えてきたよー!」って言われて「もう?!」ってなりました。

母親学級の時にラマーズ法を指導されたのにひっひっふー、じゃなくていいんだろうかとか、分娩台に乗ってからが長いんじゃないの?夫間に合わないんじゃ??とか考えながら出産しました。

分娩台に乗ってからは15分くらいで産まれたので結局夫は間に合いませんでした(^_^;)産まれた直後に到着したんで、惜しかったです。

一般的には産後2時間ほどは分娩台の上でそのまま安静にするそうなんですが、どうにもその時は何か事情があって、赤ちゃんの身長体重とか私の傷の縫合とかが済んでからストレッチャーで病室へ運ばれました。

お産はとにかく大変ですし、大袈裟ではなく命懸けですが、ずっとお腹の中にいた赤ちゃんと初めての対面を果たしたら、

やっと会えた。

ただもうそれだけです。

長女、出産予定日を12日超過してようやく産まれてきてくれました。

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